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企業研究物語: ③自問自答

      2014/12/18

「ああ、あの石川遼太?あいつはいい奴だよ。素朴で真面目だし、そして、何より・・・・何より・・・・」

 

僕は、その先の言葉がでてこない。。

 

「何より変態でしょ!ちゃんと本心をいいなさいよ!全くもう、これじゃダメね。」

 

安室はそう言うと、書いていたメモ用紙を破ってゴミ箱に捨てた。

自分と相性の合う会社を探すには、まず自分を知ることから。
安室はそう言って、僕に自分の友人になったつもりで、自分を紹介するという寸劇をやらせていた。メモを途中までとっていたのだが、役に入り込まない僕に腹をたてて、メモを破り捨てたのだ。

 

「いい?就職活動において、よく会社と学生のミスマッチがおこるって言うじゃない?」

 

安室はそう言って脚を組換えた。

 

「そのミスマッチが解消されていないせいで、厳しい就職活動を乗り切っても、新人の3人に1人は3年以内に会社を辞めると言われているわ。3年で会社を辞めたら、再び、就職活動を始めなければならないじゃない。こんな辛い思いをまた繰り返すなんて、マゾとしか思えないわよ。なぜ、こんなにもミスマッチが生じるのかわかる?」

 

「いや、わかりません。」

 

僕が答えると、

 

「ミスマッチの原因は2つに分解できるわ。それは『①自分の事をよく理解していないこと』と『②会社の事をよく理解していないこと』よ。このうち、①のミスマッチは自分で考えてもらうしかないのよ。なのに、ほとんどの人があなたみたいに、自分の事を全くといっていいほどわかっていないのよね。」

 

安室は『本当にもう』っと言って、腕を組みため息をついている。

 

「自分の事は、意外と自分でわからない。。。」

 

確かに、僕も1年以上就職活動をしているが、自分にどういう会社が合うのか未だにわかっていない。

 

「そうなのよ。自分の事を知るのって意外と難しいの。でも、他人にだと簡単にアドバイスっできるって事もあるじゃない?」

 

「。。。。。。」

 

「。。。。。。」

 

「そうだ!」

 

しばらく沈黙があった後、急に何かを思いついた様に、安室はポンッと手のひらをうった。

 

「遼太君、私に対してアドバイスしてみない?」

 

アドバイス?何の能力も持ち合わせていない自分が人様にアドバイスなどできるわけがないではないか。

 - 企業研究物語

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安室七美恵

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