外資系の企業研究のやり方(アジア編)
2014/12/08
前回は米国外資の企業研究のやり方をご紹介しましたが、外資系といっても、欧州や米国系ばかりが該当するわけではありません。
すでに一定数の企業があり、今後更に増えると予想されるのが、アジア各国の外資系企業です。
例えば、シンガポール、台湾、香港、マレーシアやタイ等といった東南アジア系企業です。
アジア上場会社の企業研究
前回、米国系企業の企業研究でお伝えしたのと同様、アジアの各証券取引所に上場している企業もまた、有価証券報告書を開示しています。
しかも、そのほとんどが、英語で決算書等の資料を開示しています。
さすがに、マレー語やタイ語といった現地語で作成された有価証券報告書を入手したとしても、語学スキルがなければ内容を把握することができず、企業研究は困難ですが、フィリピン、マレーシア、シンガポールや香港等の英語を公用語の一つとして利用されている地域はもちろんのこと、タイ、ベトナム、台湾やインドネシア等の英語を公用語としていない地域においても、各上場企業が開示資料を英語で作成しています。
これであれば、なんとか有価証券報告書を用いた企業研究ができそうです。
各国の有価証券報告書の取得方法
それぞれの国で上場している会社の有価証券報告書は、各国の証券取引所サイトから入手することができます。
以下にリンクを貼っておきますので、ご参考にして見て下さい。
インドネシア証券取引所
http://www.idx.co.id/Home/tabid/40/language/en-US/Default.aspx
台湾証券取引所
http://www.twse.com.tw/en/
ホーチミン証券取引所
http://www.hsx.vn/hsx_en/default.aspx
タイ証券取引所
http://www.set.or.th/en/index.html
フィリピン証券取引所
http://www.pse.com.ph/stockMarket/home.html
マレーシア証券取引所
http://www.bursamalaysia.com/market/
シンガポール証券取引所
http://www.sgx.com/wps/portal/sgxweb/home
香港証券取引所
http://www.hkex.com.hk/eng/index.htm
今後、上記証券取引所から取得した有価証券報告書を用いて、企業研究例を紹介していきます。
ad
ad
- PREV
- 外資系の企業研究のやり方(米国編:EDGARの使い方1)
- NEXT
- 新聞業界の企業研究
関連記事
-
-
Edinetの使い方
Edinet(http://disclosure.edinet-fsa.go.j …
-
-
連結情報と単体情報の違い。有価証券報告書を見る上で知っておきたい5つのこと
有価証券報告書には連結情報と呼ばれるグループ会社全体の情報と、単体情報と呼ばれる …
-
-
就活生・転職者が必ず知っておきたい監査報告書の見方
Edinetから有価証券報告書を検索すると、監査報告書という資料が添付されていま …
-
-
就活生・転職者タイプ別、有価証券報告書活用ポイント
あなたが会社に求めるものは何でしょう? 仕事のやりがい?有名な会社に入ること?そ …
-
-
外資系の企業研究に最適!Edinetから外国会社の日本語版有価証券報告書を入手する方法
以前、外資系希望者のために、米国Edgarというサイトから英語で外国会社の有価証 …
-
-
外資系企業の企業研究のやり方(米国編:EDGARの使い方2)
外資系企業の企業研究方法として、以前にEdgarを用いた企業研究のやり方を紹介し …
-
-
有価証券報告書の入手方法
「有価証券報告書」は上場会社に毎年提出が義務付けらている書類であり、Web上で容 …
-
-
有価証券報告書から会社の経営課題・事業のリスクと会社が求める人材を見つける方法
就職活動や転職市場では、会社が抱える経営課題や事業のリスクを解決し、会社を発展さ …
-
-
就職活動生・転職者がチェックすべき有価証券報告書の5つのポイント
就職活動や転職において、有価証券報告書はとても役立つ書類です。 し …
-
-
有価証券報告書から従業員株式所有制度を採用する会社の探し方
就職雑誌等から希望する会社の平均年間給料を知っている人は多いと思います。 ただし …