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こんなに違う給料と退職金の税金

      2014/12/22

サラリーマンの給料支給額手取額が違うという話は聞いたことがあると思います。

手取額とは、支給額から税金や社会保険料等が引かれた後の金額のことです。

中でも、給料と退職金では税金が大きく違います。

結論から言うと、同じ支給額であるならば退職金としてもらう方が手取額が多い(=実質報酬が高い)です!

公務員は民間企業と比較して「給料が少なく退職金が多い」とよく言われますが、この場合、同じ報酬額でも手取額が増えることになります。また、外資系では、税金の違いを考慮して、給料の一部を退職金に配分できるようにする制度によって、手取り額を増やす選択を可能にしているところもあります。

 

給料と退職金の税金の違い

具体的に1,000万円を給料でもらう場合と退職金でもらう場合について説明していきます。

(給与所得控除以外の各種所得控除は考慮しない)

 

1.給料支給の場合の手取り額
[給与所得控除以外の各種所得控除は考慮せず、翌年に控除または納付義務のある住民税も考慮]

①所得税

支給額:    1,000万円
給与所得控除:-220万円
差引       780万円 × 23% -63.6万円 ≒ 116万円

②住民税(翌年に控除または納付となる)

支給額:    1,000万円
給与所得控除:-220万円
差引       780万円 × 10%  ≒ 78万円

手取額 = 1,000万円 – (① + ②) ≒ 806万円

 

2.退職金支給の場合の手取り額
[退職金は20年勤務後に支給されたとし、翌年に控除または納付義務のある住民税も考慮]

①所得税

支給額:    1,000万円
退職所得控除:-800万円
差引      200万円 × 1/2    × 5%  ≒ 5万円

②住民税

支給額:    1,000万円
退職所得控除:-800万円
差引      200万円 × 1/2    × 10%  ≒ 10万円

手取額 = 1,000万円 – (① + ②) = 985万円

 

このように、給与でもらうか退職金でもらうかにより、手取額が985万円 – 806万円 = 179万円も異なります(退職金でもらう方が多い)。

 

退職金のある会社の見分け方退職金のあるベンチャーを紹介しましたが、退職金のある会社を探すことは、税金面で考えても実質報酬を高める効果があります。

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